洋バスコラム
洋バス……日本ではあまり馴染みのないバスタブ。映画やホテルなどでたまに見かけても、「おしゃれだけれど、我が家には縁のないもの」と、深く関心を持たれることなく、浴槽選びの選択肢にほとんど入ることのないバスタブ。しかし、洋バスは正しい選び方・使い方さえすれば、日本の浴槽では叶えられないたくさんのメリットがあるユニバーサルデザインな浴槽なのです。
これまでの日本の浴槽は四角い箱のような形をし、背中を立て、膝を曲げて入浴するのが当たり前でした。ライフスタイルや住環境の変化とともに、浴槽のサイズは次第に大きく幅広くはなってきたものの、背中を立て、膝を曲げる入浴姿勢はあまり変わっていません。もちろんこのような日本の浴槽でも、たっぷりのお湯につかって気持ちよく一日の疲れを癒せることでしょう。しかし、「もう少し体を伸ばしたい」「もう少しゆったりつかりたい」と感じたことはありませんか?
たとえば、プールサイドのビーチチェアでゆったりとくつろいでいる姿勢を想像してください。足を投げだし、なだらかな背もたれに身をあずけた人が最も心地良いと感じる姿勢、この姿勢こそが洋バスの入浴姿勢なのです。
洋バスは快適性がコンセプトの中心。その心地良いと感じる形を基にデザインやサイズのバリエーションを展開しており、日本の浴槽とはそのデザインへのアプローチが大きく異なっています。
そして決め手は「深さ40センチ」この深さは単に快適なだけでなく、従来の浴槽のあらゆる問題を解決する鍵なのです。
高齢者の方が、浴槽をまたぐ動作をとても困難に感じている事にお気づきでしたか?日本の浴槽は深さ50〜60センチのものがほとんど。足腰の弱ったお年寄りにとっては深すぎるため、またぎにくく、その他にも多くの不都合を抱えています。
また、日本の深い浴槽ではなかなか実現しにくい、洗い場の床と浴槽底面のレベルを合わせる事も非常に重要です。介護福祉の発達したヨーロッパの専門書ではそれらの最適寸法が38〜40センチとされ、まさに洋バスの深さとほぼ同じです。
さらにもう一つ重要なポイントとして、入浴時の水圧による心臓や肺への負担※1があります。洋バスでは浅い湯量のまま全身をお湯につけることができるため、水圧の負担を少なく抑える事ができるのです。
高齢者はもちろんのこと、あらゆる人の安心と安全を叶えてくれる人にやさしい浴槽、それが洋バスです。
洋バスのフォルムは体のラインに添うよう下部に向かって絞り込まれており、無駄な容量を抑える合理的な設計になっています。一見コンパクトに見える日本の浴槽と比べ、実はゆったり見える洋バスの方が驚くほどの節水を実現しているのです。
節水→省エネ。ガスや電気といったエネルギー消費も抑えることができます。※3そして今回ご紹介する「カルデバイ鋼板ホーローバス」は100%リサイクル可能なエコロジー素材。人にやさしい洋バスは、環境にも家計にもやさしいバスタブなのです。
半身浴や寝浴といった入浴スタイルへの関心が高まる今、バスルームは、身体を清潔にするためだけの機能的な場所から、疲れた心身をリセットし、リラックスするための空間へと変化してきています。
洋バスなら、ゆったりもたれかかって、本を読んだりテレビを観たり、極上のバスタイムを満喫できます。お気に入りのキャンドルやアロマを使って、さらに贅沢なリラクゼーションを実感してください。
このように、洋バスには今までの日本の浴槽では実現できなかったたくさんのメリットがちりばめられています。これからのバスルームに必要なのは、この「あらゆる人にやさしい浴槽」ではないかとティーフォルムは考えます。
数ある洋バスメーカーの中でも世界のトップブランドである「カルデバイ」。名だたる世界の一流ホテルのバスルームに選ばれてきた「カルデバイ」の心地よさを、ぜひ堪能してください。
すべてにおいて計算し尽くされたその合理的なフォルム、バリエーション豊富な洗練されたデザイン、そしてリーズナブルなプライスのカルデバイが、至福のバスタイムをもたらすことをお約束します。